1917年(大正6年)

         ?有明海と雲仙普賢岳に囲まれた?
                                   合資会社吉田屋
                                   長崎県有家町
 酒名の、「萬勝」は、すべてに勝るさまをあらわしたもの。
 雲仙普賢岳の伏流水が湧き出る自家井戸の水を仕込み水に使っている。また、蔵に杜氏はおらず、吉田屋4代目(予定)の吉田嘉明氏が、製造責任者として酒を造っている。
 造り酒屋を始める前に煙草製造業をしていた時に「八千代」という銘柄を使用し、一説には、『八千代』は大正天皇御即位の時に八千代の銘柄をお買い上げに来られたとの話もあるらしい。
戦後、町内の数軒で共同で『平和・PEACE』と言う喫茶店を開業し、その後、単独で「八千代喫茶店」を開業。「吉田屋」の奥座敷を開放して数十年ぶりに「八千代喫茶店」を営業、地元の人々の憩いの場所として利用されている。


2006年6月17日(土)