待ちに待った5人が、地獄のハイウェイに乗ってやってきた。
多くは語るまい・・・。
京セラドームは、ピカピカ光る赤い角で覆われた。
照明が落ち、怒涛のリフが切り刻まれる。
バックにはドデカい列車が鎮座し、炎があがり
スポットライトが縦横無尽に走る。
奥から大砲が6本登場し、次々とぶっ放す。
完全にトランス状態のリードギタリストが
汗だくになったジャケットを脱ぎ棄て
ケツを出してオーディエンスを煽る。
花道の先には円形のエレベーターがあり
ギタリストが乗るとせりあがる。
その上で、もう初老のギタリストは
汗にまみれて、スポットライトを浴び
ねっ転がってぐるぐる回りながら
20分に渡るギターソロを放つ。
天井から、これまたドデカい釣鐘が下りてきて
これまた初老のボーカリストがぶら下がって打ち鳴らす。
先ほどの列車の屋根から、全長30mはあろうかという
超グラマラスで、お下劣な女性のバルーンが
にょきーっと出てきて、リズムを刻む。
そのたびにオーディエンスは、リードギタリストの名前を
絶叫し、またそれに応えるように
激しくギターをかき鳴らす。
そのリードキタリストの実兄である、リズムギタリストが
何とも言えないしんどそうな表情で正確なサポートギターを奏でる。
嗚呼・・・・
100%満足なステージを体験するのは中々ないのだが
ゆうべのステージは、最高。
そら、こんな顔にもなりますわ
そして、ちょっと遠いけど
その暴走列車が運び出される、ステージ終わり
こういう異空間に身を置くと
あらゆる意味で、影響を受けるね。
俺もステージに立ちたい!
仕事もがんばらんといかんな!
こんな歳になってもロックンロールし続ける親父になりたいな。
そう、一言で言うと”ものすごいパワーを貰えたステージ”やったな。
何事にも続けんといかんな・・・と。