コンチキチンの夏でんな・・・。
7月1日の吉符入りに始まった祇園祭ですが・・・。
さて、四条通り、室町界隈の道路は所々こんな風になってます。
なにか解ります?
そうです、この石が鉾を建てる時の基礎になるんです。
さて、一日の吉符入りが過ぎると御献酒の配達で
毎日のように鉾町を自転車で走ります。
今日もある鉾に、御献酒をお持ちしたところ・・・・・
ガラガラガラ・・・・・・
古い町家の引き戸を引きます。
俺:「ごめんやすー」
御主人:「はいはい、ちょっと待ってやぁー」
俺:「すんませーん」
御主人:「はいはい、おまっとうさん・・・
なんでしたかいな・・」
俺:「へぇ、おおきに、〇〇商事さんから御献酒お持ちしました」
御主人:「なんや、えらい早いこっちゃなぁ・・・」
俺:「へぇ、吉符入りも過ぎましたさかいよろしいか思て・・・」
御主人:「あんた、何言うたはりますねん、一日の吉符入りは八坂はんでっしゃろ
うちの鉾は10日が吉符入りでっせ。
みんな吉符入り・吉符入りい言うて一日や思たはりますけど
それぞれちゃいますねんで!」
俺:「ははぁ、すんまへん」
御主人:「ほんまやったら10日過ぎに来てもらうんやけど
せっかく来はったんやし、預かっとかなしゃあないな・・・」
俺:「ははぁ、すんまへん、勉強になりました・・・おおきに・・おおきに・・・」
こういうDEEPなとこ、魅力的やと思いますわ。
なかなか体験出来しまへん。
こんなふうに怒られたりするのって、本当の京都の体験やと思いますねん。
御主人も、観光のお客さんにはそんなことで怒らあらへんですわ。
京都の酒屋が来たから、一言言うてくれはったんやと・・・。
今度から、ちゃんと電話でもして「寄せて頂いてもよろしいか?」って聞こうっと。