饂飩ネタですんません・・・。

別に話題に困った時に、苦し紛れにウドンネタで
逃げているのではない・・・・。

ここには、物語があるのだ・・・・。

新年から、もう何回も行ってる例の立ち食いソバ屋・・・・。

もちろん、立ち食いって言うくらいだから
扉はない。
暖簾がかかっているだけだ。

暖簾をかき上げ、店内(といっても人が行き来する程の余裕もない)
に入っても、暖房器具などない。

うぅ・・・・寒い・・・。

寒いから喰いに来てるんではないが、暖まりたい・・と思うのは当然だ。

話はすこし変わって、俺はサービス業に対して
敬意を表するのではあるが、五月蠅くもある。

なんでこんなことが出来ないんや!と
歯に衣着せぬ言い方で、店の人に言ってしまう。

別にクレーマーではない。

ミスを追求したりしないし、別に荒を探して文句をつけたりしない。

でも、当然受けるべきサービスが受けられない時には
遠慮せず店主を呼び、しかるべき対処をしてもらう。

話はもどって、立ち食いソバ屋・・・。

寒風吹きすさぶ蛸薬師に自転車で乗り付け
暖簾をくぐり、いつもの”きつねうどん小・あげ二枚”を注文する。

おばちゃんはもうわかっているので、黒い器に手を伸ばす・・・。

いいんだよ・・・・・何も間違ってない。
いや、それどころか特別に黒の器にしてくれる。

でも・・・・・・・・でもでもでも・・・・・

器が冷たいの・・・・・・・涙・・・。

そして、きつねも冷え冷えなの・・・・・ぐっすん・・・。

せっかく、瞬く間に茹であがる熱々のうどんも
外気温と等しいんとちゃうか?というくらい冷たい器に
べちょっと入れられ(これでマイナス2℃ね・・・)
そして、これまた冷蔵庫から出したてのキツネを
二枚どーんと放り込む(これでさらに2℃マイナス)・・・。

出てきた瞬間、”ふーふー”いらんくらいになっとるやんけ!

しかし・・・・・、言えない・・・。
どうしても言えない・・・・・・。

これが、どこぞの名店なら即座に店主を呼び出し
なんでしょう?このうどんは?
と、本来あるべき熱々のうどんを再要求するところであるが・・・。

言えない・・・・
ここでは言えない・・・。

今まで、今日は言おう・・・・今日こそは言おうと
何度も心に決め、そして固い決意のもとに暖簾をくぐった事か・・・。

しかしながら、たとえお客さんが僕独りだとしても、言えない・・・。

本来なされるべきサービスは、十分になされている・・・。

違うおばちゃんが白い器で
”きつねうどん小・あげ二枚”を出したとしても言えないのと同じだ。

おばちゃん・・・その湯きりでちょっと器を暖めてくれへんかな・・・・・
その一言は、多分これからも言えず仕舞だろう・・・。

ええねん・・・・・ええねん・・・・・

それでも俺はまた明日も暖簾をくぐり、”きつねうどん小・あげ二枚”を
オーダーするのだ・・・。

そして、少しあったまって帰るのだ・・・。


2009年1月13日(火)