ジャパンブルーの戦士

少年期はサッカー少年だった。

当時のヒーローは、もちろんマラドーナや
マリオ・ケンペス・・・・知らんよね・・。

僕の背番号は2番・・・。
当時はスイーパー・・なんて言われるポジションだった。
相手が攻めてきて、ロングボールが入った時には
ボーンと蹴り返す。
ドリブルで攻めてきたときには、どどーんと体当たりして
最悪サイドラインに蹴りだす。
いわゆるディフェンダーの最終ラインだ。
スイーパー・・・・掃除屋・・・。
今は、ちょっと違うけど闘莉王や中澤のポジション・・。

何が違うかって、オーバーラップするかしないか・・・。
当時は、やっぱり戦術的に甘かった・・・。
少年レベルでは、オフサイドトラップやオーバーラップは高等戦術。
お互いの補欠選手がラインズマンを務めることも多かったので
オフサイドトラップを仕掛けても、とってもらえない事が多かった。

さてさて、そんな僕だがJリーグにはあまり興味がない・・・。
もちろん、地元京都サンガは応援している。
といってもTV観戦ばかりだけど・・・。
(たまにチケットを貰って西京極に行く事があるけど)

でもでも日本代表の試合となると、サッカーに関わらず熱くなる。
特にサッカーとなると、せめてTV中継は見逃せない。

でもでも、ついに直接応援する機会を得た!!!!!!
ジャパンブルーの戦士に会える!

・・・・このタイミングで書いているとドーハに行ってきたのか?
・・・・って感じだけど、残念ながら違う。
先日の、親善試合・・・日本VSイラクの試合に行ってきたのだ!
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会場のホームズスタジアム神戸に到着する。
キックオフ10分前だ。
もうすでに、スタンドは青一色だ。
素晴らしい光景だ。

この日は、怪我で中澤を欠き、楢崎も欠き、闘莉王も出場を危ぶまれていた。
もちろん、中村俊介や松井といった海外組も召集されていない。
遠藤もアジアカップで欠場・・・。
集客も危ぶまれていたが、ご覧のとおり満員。
それだけでジンとくる・・・。

そうこうしているうちに、両国代表選手入場!!
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一段と歓声が高くなる。

そして、国歌斉唱・・・。
君が代だ。
国歌論を戦わすつもりはない!
この君が代・・・。
昔は、なんて暗くて迫力が無いんだ・・。
イギリスやアメリカ国歌はかっちょええなぁ・・・
なんて思ってた。
しかし!
重厚で、つつましやかで、すばらしい曲だ・・・
と、最近つくづく思う。
もちろん、立ち上がって胸に手を当て
大声で歌った。
きぃみぃがぁよぉおおわぁー・・・ちぃよぉにぃーぃぃやぁちぃよぉーにぃぃぃ・・
熱いものがこみ上げてくる。
大袈裟ではない。
国歌だ。
いまから、選手たちが国の威信をかけて戦うのだ。

斉唱が終わると、選手たちが猛然とダッシュでピッチに散っていく。
嗚呼・・・なんて機敏なんだ。

そしてキックオフ!
そして開始2分・・・
いきなり左からのキラーパスが通ってゴール前に切り込む日本代表!
そしてゴーーーーーーーーーーーーーール!
選手の名前が入った大旗が振られ、太鼓が打ち鳴らされる。
なんという一体感・・・。

終始押せ押せで、結果3:1で快勝!
数日後にせまったワールドカップ予選に備えて
主力選手は、早々と温存する。

一点の失点は、ペナルティキックによるもの・・・。
その間、中東特有のあの、びょんびょん言う笛なのか
なんなのか分からない楽器?の音が小さく鳴っていたのが
印象的だった。

帰り道、一緒に行った弟と
試合内容についてあぁでもない、こうでもないと話しながら
ワールドカップ・・・難関やけど行って欲しいよなぁ・・・。
精一杯頑張って欲しいよなぁ・・・て話した。

日の丸を背負う者の気持ちは、すべて理解出来るものではない。
すごい重圧と誇りに満ちているんだろうなぁ。

この胸に日の丸を縫いつけて、海外に戦いに行く事は
多分ないのだろうけど、うちのお店にやってくる
外国人観光客に、日本らしい・・・京都らしいサービスや
振る舞いをするのも、これもまた日本の食文化を
伝える、立派な日本代表だと信じて
熱い気持ちで、May I help you?
と、言いますわ。

昨日の予選は、カタールに快勝!
(実は、ギターの練習に夢中で見逃したんだけど・・・涙)

是非、ワールドカップの舞台で日本代表の活躍が見れますように!

日本人として、純粋に応援しとります!
頑張って!!!
そして、小さな足で小さなボールを追いかける
サッカー少年に、大きな夢を与えてください!

ガンバレ!ニッポン!


2008年11月20日(木)