祇園ディナー
夜な夜な祇園に出没すると、ちょっと小腹も減る。
先日、祇園の蕎麦屋を紹介したが
なにも、粋に蕎麦をすするのが常ではない。
小腹どころが、がっつり空腹の時もある・・・
先日がそうだった・・・。
腹減った・・・・。
いつもいつも、ほぼ毎日前を通るのだが
店内には入ったことのない店・・・・。
たまに寄る餃子の店・・・。
普通はそんなに目に入らないのに
やたら看板がアピってくるやんけ。
そう、昔から定番の祇園ディナーと言えば！！！！！
まずは、四条縄手を少し上がったところ・・・
（京都では、北へ行く事を”上がる”・・・
南へ行く事を”下がる”って言います）
粉モンのジャンクフード・・・・
”壱銭洋食”でございます。
何度も食っているが、店内に入るのは初めてやな・・・。
いつも、店頭でお土産を買って帰るから・・・。
昭和の匂いプンプンの店内に踏み入れる。
席には、マネキンがオブジェとして座ってて気味悪い・・・
壁には春画の絵馬が・・・・。
独特の雰囲気。
で、おばちゃんに「一枚ね」と注文する。
ここで、わざわざ「壱銭洋食一枚・・・」とは言わないのが
こだわり・・・というか、見栄である・・・。
「はい、６３０円ね・・・」
むむぅ・・・キャッシュオンなのね・・・・。
暫くして、どんと運ばれてきたブツ。
箸で割ると、中からたっぷりとジュクジュクの卵がトロン・・・。
早速かぶりつく・・・。
目の前には、極辛口ソースのボトルが・・・・
迷わず、ドボドボとかける・・・。
んー、丁度エエ感じ・・・・。
周りの観光客は、話しながらゆっくり食ってるが
俺は一応仕事中・・・。
そそくさと喰って、早々と店を出る。
で、次の現場へ・・・・。
すると、まだママが来てない・・・。
暫く店の前で待つことに・・・。
ん・・・・？
まだ小腹が減っとるなぁ・・・。
なんか、食えるなぁ・・・・。
でも、蕎麦って感じじゃないなぁ・・・・。
ふと、先を見るとあの看板が・・・。
一口餃子の”泉門天”・・・・。
アカン・・・まったく誘惑に打ち勝てない・・・。
あのパリパリ感・・・・。
何個でも食えそうや・・・。
さらに、あの胡瓜の浅漬けのシャクシャク感・・・。
醤油をちょっとと、極め付けラー油をたっぷりかける・・・
嗚呼、ピリッとな・・・・。
で、フラフラと店のドアを開けてしまう・・・。
今日は祇園ディナーだ・・・。
これが、泉門天の餃子。
まさに、一口サイズ。
これで２０個ね。
いつもは、軽く４０個は食う。
さらにビール２本ってとこか・・・。
そして、珠玉の”胡瓜の浅漬け”
ちゃっとラー油をかけて、パリパリ・・・パリパリ・・・
嗚呼・・・・幸せ・・・・
こうして、次の仕事にはニンニクの匂い満点で行くのであった・・・。