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ちょうど水温が12℃から14℃に変わろうとするライン・・・
(こんなラインは、輝幸の水温検出器でなければ
わかるはずないのであるが・・・・)
を通り過ぎた瞬間・・・・・・!
ゴツン!というアタリがあって、ラインが急激に引っ張り込まれた!
やっぱり居た!
隠れ家になりそうな障害物は何もなかったので少し不安だったが
検出器のおかげで、グッドポイントに辿り着いたようだ・・・。
そいつはグングンとラインを引っ張り込む。
かなりデカそうだ!
・・・しかし、50cmを超えるスーパーランカーの引きではない・・・。
大きくて45cmどまりだろう。
だが今の輝幸にとっては、大事な大事な魚である。
いつもはドラグを緩めるなんてしたこと無かったが
少し緩くして、万が一に備えた。
取りこみも、いつもの倍以上の時間をかけて
確実に弱らせてからランディングすることにした。
ラインも12ポンドである。
決して無理は出来ない・・・。
かなり時間をかけてボート際まで寄って来たバスは
最初釣った43cmよりも小さく感じられた。
ポットベリーとは言えず、流線形のスリムな魚体だった。
ゴボウ抜きでも大丈夫かな?
と、一瞬考えたが無理は禁物・・・。
基本通り、ハンドランディングで取り込んだ。
計ってみると、45cmあった!
しかし重量は最初の43cmと大差ないようだ。
ともかく、この一匹で輝幸は4位まで上がってきた。
磯村は相変わらず安定して3位。
長谷部は9位と、最終戦のプレッシャーに負けたようで
全くペースを乱しているようだ。
残り時間・・・・あと一時間半・・・・・
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