輝幸は魚探の感度を最高にして
バスがいそうな場所を探しまわった。
やみくもに走り、適当に止まって辺りを魚探で探す・・・。
それでも、琵琶湖の複雑な湖底の状況もあいまって
そこそこのポイントを発見できたのは、ラッキーもあったのだろう。
そしてどうにか2時を少し回った頃までには
どうにかリミットを達成することが出来た。
最新装備をフルに駆使してこの成績・・・・
現在のところ5位あたりをウロウロしている有様である。
こんなことでは優勝どころか、表彰台さえ危うい・・・・
なんとしてもランカーを上げなければ!
しかし、アセればアセるほどルアーアクションが単調になって
釣れないものである。
プレスの吉田の目にもはっきりと輝幸のペースの乱れがわかった。
2・3投したらすぐにルアーを替える・・・・・
キャストも乱暴で、着水音もいつもよりいくらか大きかった・・・・
リールを巻くスピードも少し早くてギコチない様であった・・・。
一応リミットは達成したのであるが、彼自身のリミットには
程遠いからである。
NO-FISH・過去記事
連載小説 ”NO-FISH”|
1:第一章 プロローグ|
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3:第二章 デビュー|
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15:第三章 ミラクルバシング|
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17:第四章 ライトゲーム|
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31:第五章 ハイテク バシング|
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36:第六章 リトルアングラー|
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39:第七章 老人|
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42:|
43:第八章 迷い・・・・|
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51:第九章 フロック?|
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65:第十章 最後の決戦|
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69:十章 第二節 プレッシャー|
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81:十章 第三節 懐かしいパワー|
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85:十章 第四節 スーパーランカー|
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95:最終章 ノーフィッシュ|
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98:最終話|
99:あとがき|
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