現在ちょうど12時・・・・
計量まであと4時間を残すのみとなった。
近江舞子まで戻る時間も計算に入れてあと3時間半しかない。
その3時間半で3匹のキーパー・・・
それも40オーバーと、さらに50オーバーを釣らなくてはならない!
今日同船のプレス吉田は半分諦めかけていた。
そう簡単に40オーバー・50オーバーを3匹も釣れることはない。
40cm3匹ならなんとかなるだろう・・・
50cmオーバーは、ここ琵琶湖でもそうそう釣れるものではない。
今のところ磯村は、確実に3位をキープしている。
4位とは差をつけているようだ。
このままいけば、磯村の二年連続チャンピオンは確定である。
焦りは輝幸にも・・・・いや、輝幸の方があった。
大物を狙い過ぎていることもあって、使うルアーが大きいものばかりなので
バイトが極端に少ないのである。
釣りをしていて、アタリがないこと程つらいものはない。
しかし、数を釣れるルアーでアタリをとっても何にもならないのである。
輝幸に残された道は、ランカーを揃えてブッチギリの優勝しかないのである。
まだ、リミットさえ達成していないというのに・・・・・
NO-FISH・過去記事
連載小説 ”NO-FISH”|
1:第一章 プロローグ|
2:|
3:第二章 デビュー|
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8:|
9:|
10:|
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12:|
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14:|
15:第三章 ミラクルバシング|
16:|
17:第四章 ライトゲーム|
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30:|
31:第五章 ハイテク バシング|
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36:第六章 リトルアングラー|
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39:第七章 老人|
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43:第八章 迷い・・・・|
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51:第九章 フロック?|
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65:第十章 最後の決戦|
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69:十章 第二節 プレッシャー|
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81:十章 第三節 懐かしいパワー|
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85:十章 第四節 スーパーランカー|
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95:最終章 ノーフィッシュ|
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98:最終話|
99:あとがき|
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