急いでそいつをライブウェルに放り込んで
次のキャストに取りかかる。
入念にラインチェックをして、また音もなく
同じポイントにジグを送り込む・・・・。
2・3投の後、今度はいきなりフォーリング中に喰ってきた!
リールをフリーにしてラインを出していたのが、ひったくられる様に
ジグを持っていかれたので、あやうくバックラッシュするところだった。
相変わらず強引にランディングすると、今回は34cm・・・・
また、次のキャストでは30cmとだんだんサイズが落ちてきていた。
ここ琵琶湖でのトーナメントは、最低寸法が30cmから35cmに
引き上げられていた。
30cmがリミットでは誰でもすぐに達成するほど、大型バスが豊富なのと
日本一のトーナメントの最終戦である。
それなりのハードルアップは当然である。
そこで輝幸は、すこしルアーのサイズを落として
トーナメントワーム6インチのテキサスリグで攻めることにした。
ワームフィッシングの原点ともいえるリグである。
ミミズのようなそのワームは、バスには小魚に見えるらしい。
たちまち喰ってきた。
ワームの動きを良くするためにラインはかなり細めだ。
さすがの輝幸も少し慎重になっていた。
最初の一匹よりもかなり時間をかけてとりこんだそのバスは
36cmの中型バスであった。
ワームのサイズを落とすことによって、バスのサイズが上がった。
NO-FISH・過去記事
連載小説 ”NO-FISH”|
1:第一章 プロローグ|
2:|
3:第二章 デビュー|
4:|
5:|
6:|
7:|
8:|
9:|
10:|
11:|
12:|
13:|
14:|
15:第三章 ミラクルバシング|
16:|
17:第四章 ライトゲーム|
18:|
19:|
20:|
21:|
22:|
23:|
24:|
25:|
26:|
27:|
28:|
29:|
30:|
31:第五章 ハイテク バシング|
32:|
33:|
34:|
35:|
36:第六章 リトルアングラー|
37:|
38:|
39:第七章 老人|
40:|
41:|
42:|
43:第八章 迷い・・・・|
44:|
45:|
46:|
47:|
48:|
49:|
50:|
51:第九章 フロック?|
52:|
53:|
54:|
55:|
56:|
57:|
58:|
59:|
60:|
61:|
62:|
63:|
64:|
65:第十章 最後の決戦|
66:|
67:|
68:|
69:十章 第二節 プレッシャー|
70:|
71:|
72:|
73:|
74:|
75:|
76:|
77:|
78:|
79:|
80:|
81:十章 第三節 懐かしいパワー|
82:|
83:|
84:|
85:十章 第四節 スーパーランカー|
86:|
87:|
88:|
89:|
90:|
91:|
92:|
93:|
94:|
95:最終章 ノーフィッシュ|
96:|
97:|
98:最終話|
99:あとがき|
NO-FISH