ワンドというワンドは、他のプロ達に攻められた後だった。
狭い湖に17人ものトッププロである。
グッドポイントは、あっという間に攻められていて当然であった。
たまに残っているバスを釣る事は出来たが
みな30cmに満たない小バスばかりであった。
他のプロ達は、トップウォーターであっさりリミットを達成して
ランカー狙いに思い思いのポイントへと散っているに違いなかった。
・・・・ただ、輝幸は少なくともトーナメントに出場するプロでは
考えられないことではあるが、トップウォーターで釣る以外は
作戦らしい作戦は、全く考えていなかった・・・・
遊びで釣るならそれでも良いのであろう
しかし、仮にも日本一のトーナメントである。
事前に情報を手にして、その時その時に対応した
釣り方をするのがプロというものであるが
彼はそんなこと全くお構いなしであった。
トップでダメとなれば、後はディープである。
・・・なんとも安易な考えであるが、情報を持っていないのだから
仕方のない所である。
最新の魚探を過信しているところも、無きにしも非ずだ。
NO-FISH・過去記事
連載小説 ”NO-FISH”|
1:第一章 プロローグ|
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3:第二章 デビュー|
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15:第三章 ミラクルバシング|
16:|
17:第四章 ライトゲーム|
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28:|
29:|
30:|
31:第五章 ハイテク バシング|
32:|
33:|
34:|
35:|
36:第六章 リトルアングラー|
37:|
38:|
39:第七章 老人|
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41:|
42:|
43:第八章 迷い・・・・|
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49:|
50:|
51:第九章 フロック?|
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65:第十章 最後の決戦|
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69:十章 第二節 プレッシャー|
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80:|
81:十章 第三節 懐かしいパワー|
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85:十章 第四節 スーパーランカー|
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91:|
92:|
93:|
94:|
95:最終章 ノーフィッシュ|
96:|
97:|
98:最終話|
99:あとがき|
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