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彼は、最初から小さな4インチのワームで
ボトムをスローに探っていたのである。
確かに、ストラクチャーごとに2?3匹のバスは釣れたが
でかい奴はもっと浅場にいたのである。
磯村の豊富すぎる知識が、逆に邪魔をしてしまったのである。
結局この日は、1?6位をすべて地元の無名プロが独占する
という異常な事態になったのだ。
彼らは、純粋に基本通りシャローのビッグバスを次々と
ゲットしていったのである。
輝幸は最初の42cmがなんとか効いて、ようやくの7位。
これもラッキーとしか言いようがなかったが
情けなくも思ったと同時に、ほっとした気持ちもあったのは確かである。
磯村は、リミットぎりぎりの30cmクラスばかりを集めて
11位と全く振るわなかった・・・。
依然としてランキングに変動はなかったが、トップ磯村省吾と
5位藤野輝幸とのポイント差はぐっと縮まった。
全日本バスフィッシングトーナメントGPも残すところあと二戦。
銀山湖と、琵琶湖を残すのみとなった。
このまま磯村が逃げ切って、二年連続3回目のチャンピオンとなるか!?
若手、長谷部の初優勝となるか!?
はたまた、輝幸の大逆転優勝はあるのか!?
勝負の行方はいよいよ混沌としてきた。
第五戦は約3週間後・・・・・
ランカー日本一の兵庫県”生野銀山湖”である。
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連載小説 ”NO-FISH”|
1:第一章 プロローグ|
2:|
3:第二章 デビュー|
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5:|
6:|
7:|
8:|
9:|
10:|
11:|
12:|
13:|
14:|
15:第三章 ミラクルバシング|
16:|
17:第四章 ライトゲーム|
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19:|
20:|
21:|
22:|
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24:|
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27:|
28:|
29:|
30:|
31:第五章 ハイテク バシング|
32:|
33:|
34:|
35:|
36:第六章 リトルアングラー|
37:|
38:|
39:第七章 老人|
40:|
41:|
42:|
43:第八章 迷い・・・・|
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49:|
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51:第九章 フロック?|
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65:第十章 最後の決戦|
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69:十章 第二節 プレッシャー|
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80:|
81:十章 第三節 懐かしいパワー|
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83:|
84:|
85:十章 第四節 スーパーランカー|
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89:|
90:|
91:|
92:|
93:|
94:|
95:最終章 ノーフィッシュ|
96:|
97:|
98:最終話|
99:あとがき|
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