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幼い頃の輝幸は、本当に釣りが好きな少年だった。
バスフィッシングを始めたのは中学に入ったばかりの頃だったが
小さい頃から、フナやジャコやモロコなんかをよく釣りに行った。
釣り仲間の中でも輝幸は、飛びぬけて上手だった。
彼が釣りに行って”坊主”(ノーフィッシュ)なんて事は
あり得なかった。
友達が全く釣れないでいると、ちょこちょこっと寄ってきて
「ほら、そんなところに魚は居ないよ!
あっちに居るんだ!
さぁ、あっちに投げてみな!」
そういうと、必ずその場所で釣れた。
輝幸はいつもみんなにこう言っていた。
「俺には魚が見えるのさ!
見えない時には、父ちゃんが教えてくれる・・・
目をつぶると父ちゃんの声が聞こえてくるんだ・・・
だから釣れるのさ!」
NO-FISH・過去記事
連載小説 ”NO-FISH”|
1:第一章 プロローグ|
2:|
3:第二章 デビュー|
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7:|
8:|
9:|
10:|
11:|
12:|
13:|
14:|
15:第三章 ミラクルバシング|
16:|
17:第四章 ライトゲーム|
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21:|
22:|
23:|
24:|
25:|
26:|
27:|
28:|
29:|
30:|
31:第五章 ハイテク バシング|
32:|
33:|
34:|
35:|
36:第六章 リトルアングラー|
37:|
38:|
39:第七章 老人|
40:|
41:|
42:|
43:第八章 迷い・・・・|
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47:|
48:|
49:|
50:|
51:第九章 フロック?|
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65:第十章 最後の決戦|
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69:十章 第二節 プレッシャー|
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81:十章 第三節 懐かしいパワー|
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83:|
84:|
85:十章 第四節 スーパーランカー|
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92:|
93:|
94:|
95:最終章 ノーフィッシュ|
96:|
97:|
98:最終話|
99:あとがき|
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