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とにかく今の彼は、機械に頼り過ぎていた・・・・
確かにそれによってある程度の成績を残すことが出来たのだが・・・
ここ芦ノ湖でも、結局彼は7位に食い込むことができたのだ。
一方の磯村はきっちり3位入賞。
また、ポイント差は少し大きくなった。
ポイント差よりも重要な事は、輝幸は第一戦・霞ヶ浦以外
一度たりとも自分で満足する釣りをしていない・・・という事だ。
ハイテク装備のお陰であったり、運よくバスの集まっている所を見つけたり・・・
フロック的な要素が多く見受けられた。
周囲の目もここへ来て、輝幸の第一戦の優勝はフロックなんじゃないか?
という見方に変わってきているのも事実だ。
さらに、第二・三戦もある程度の成績を残せたのは
あの装備のおかげだ・・と言う声さえあちこちで聞かれた。
第三戦も終わり、関東での戦いは終わった。
この時点でランキングトップは、もちろん磯村省吾。
輝幸は、ポイント面でも精神面でも大きく離されての5位・・・
3位・4位との差はほんの僅かなものであったが
1位磯村・2位長谷部は頭一つ抜け出た感じだ。
勝負は、関西エリアへと持ち越された・・・・。
NO-FISH・過去記事
連載小説 ”NO-FISH”|
1:第一章 プロローグ|
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3:第二章 デビュー|
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15:第三章 ミラクルバシング|
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17:第四章 ライトゲーム|
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31:第五章 ハイテク バシング|
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36:第六章 リトルアングラー|
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39:第七章 老人|
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43:第八章 迷い・・・・|
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51:第九章 フロック?|
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65:第十章 最後の決戦|
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69:十章 第二節 プレッシャー|
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