全日本バスフィッシングトーナメント第三戦の舞台は
初夏の神奈川県 芦ノ湖・・・。
この、日本のバスフィッシング発祥の地である芦ノ湖は
水深があり、水質もかなりクリアで、非常に難しい湖である。
しかし、バス自体は古くから居るために
50cmオーバーのスーパーランカーも数多く確認されている。
前回の河口湖よりは幾分釣りやすいレイクではあるが、
いかに大きなバスを釣ることができるか・・・によって
その勝負はつく、と予想されていた。
藤野輝幸にとってここ芦ノ湖は、全く初めての湖だった。
バスプロ一年生の輝幸であるから、仕方のない所であるが
これは非常に大きなハンデである。
しかも輝幸は、他のバスプロ達から完全に孤立してしまって
一匹狼である。
輝幸に、「芦ノ湖はこう攻めろ」とアドバイスしてくれる者など
誰一人としていなかった。
ただ、磯村省吾だけは違った。
唯一人輝幸に近づき、情報を与えようとしたのだ。
磯村のアドバイスがあれば、どれだけ有利に攻められるか・・・。
それだけ彼の経験に基づいたアドバイスはバスプロの間でも
最も信用できたし、皆その情報を欲しがっていた。
NO-FISH・過去記事
連載小説 ”NO-FISH”|
1:第一章 プロローグ|
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3:第二章 デビュー|
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15:第三章 ミラクルバシング|
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17:第四章 ライトゲーム|
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31:第五章 ハイテク バシング|
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36:第六章 リトルアングラー|
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39:第七章 老人|
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43:第八章 迷い・・・・|
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51:第九章 フロック?|
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65:第十章 最後の決戦|
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69:十章 第二節 プレッシャー|
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81:十章 第三節 懐かしいパワー|
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85:十章 第四節 スーパーランカー|
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94:|
95:最終章 ノーフィッシュ|
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97:|
98:最終話|
99:あとがき|
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