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輝幸は今、ワンド(入り江)の奥から突き出た岬の沖
約100mの所にスキーターを泊めていた。
ここのかけ上がりのポイントはいかにも良いバスが付いていそうである。

付近の半径300m位の円の中に2・3艇のボートが泊っていた。
いずれも、今回出場のバスプロ達である。
皆、このようなグッドポイントは見逃すはずがない・・・。

しかし、その2・3人の中に磯村の姿はなかった・・・


今回の大会には、さすがの輝幸もいろいろなタックルを用意していた。
プレッシャーの高い、しかも不慣れな湖でクランクベイトだけ・・・
という訳にはいかない。

第一戦で、勝つことを求められ、そしてその快感を覚えてしまった輝幸は
ある程度無茶な釣りは止めて、確実にバスを取っていく釣りに
シフトしていた。


2008年6月15日(日)

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