5:

← 4: | fish | 6: →

午前6時・・・・
スタートの時刻はそこまで迫ってきていた。

このトーナメントにはオフィシャル兼プレス(報道)として
日本バスフィッシング協会から派遣される審判員が
同船することになっている。

そのオフィシャル同士は常に無線で交信しあって
途中経過を本部に知らせると同時に
不正や違反がないかを見届けるのである。
さらに、本部からの連絡により全トーナメントの出場者の
釣果もリアルタイムに分かるようになっている。

そして、このトーナメントは30cm以上のバス
(キーパーサイズのバスと言う)5匹の合計重量で競われる。
その他いろいろと細かいところまでレギュレーションがあり
それがこのトーナメントが日本一権威のあるトーナメントであると
言われる所以である。

さておき、いよいよ90年度全日本バスフィッシングトーナメントGPのスタートである。

今日、輝幸のボートに同船するオフィシャルと軽く打ち合わせをして
タックルの最終チェックをそそくさと済ませ、
いよいよ船に乗り込む・・・。

5月の早朝の空気はピリリと冷たかったが
輝幸は自信と興奮とで少し汗ばむほどの熱気を感じていた・・・。


2008年5月26日(月)

NO-FISH・過去記事
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