終焉
今日は神輿洗いです。
神輿洗いは二回あります。
神輿蔵から出す神輿洗いと、神輿蔵に収める神輿洗い。
一般に神輿洗いの神事は、鴨川の水で神輿を清める為と
言われておりますが、鴨川の水の神様を鎮める為とも言われております。
でも、僕たち神輿担ぎにとって”神輿洗い”とは少し違う意味があるように
思います。
もちろん、神事が一番大切なんですが・・・・・・
神輿洗いはエキスパートの集団だ!ということ。
ほんとうにしんどくて地味な祭りです。
心底神輿が好きでないとできない祭りです。
そして、神輿を飾る装飾の仕舞です。
これは、誰にでも出来るものではありません。
ごく限られた人間にだけ許される、誇り高い仕事だと思ってます。
この飾りはどこだ、とか・・・この向きにこれをこういう具合に付けるんだ
とか、それはそれは難しいけど、これは俺の仕事なんだ!っていう実感がある。
そして、そのあと裸神輿を担ぎます。
これがまたしんどい・・・・。
でも、巧い担ぎ手ばかりが集まるので、勉強にもなるし
ほんとうによく鳴るので、自然とリズムもよくなる。
そして、神輿蔵へと収めます。
また、来年まで蔵のなかでひっそりと待つ3基の神輿。
これほど神々しいものは他に無いと思ってます。
2007年7月28日(土)