近江探訪
昨日は、時間が無くて携帯からマンガミュージアムの
画像をお送りしただけで、ごめんなさい。
さてさて、日曜日に久しぶりに近江の蔵元に行ってきました。
不老泉で知られる”上原酒造”さんです。
上原酒造さんとのお付き合いはここ3年くらいなんですが・・・・
ここ3年で僕が一番気に入ってる蔵元なんですよ。
とにかく味わいが深い!
山廃仕込み独特の奥深さを感じられる、旨口の酒を造ってくれます。
その秘密は比良山系からの湧水と
自然の乳酸菌を使う仕込み方法と
(こちら暗くて分りづらいんだけど、仕込み蔵のようすです。
古い黒土壁が自然の乳酸菌の作用を促します。
新築の蔵では、こうは参りません・・・・)
そして、重要なのは”搾り”です。
この蔵・・・ほとんど新型の機械は使いません・・・
(ちゃんと持ってらっしゃるのに・・・・)
蒸し器もあるのに、昔ながらのコシキでせっせと蒸す。
そして、なによりも搾りですが油圧を使った機械もあるのに
ここは昔ながらの”天秤しぼり”にこだわりぬいております。
”船”と呼ばれる箱状の桶(画像の天秤の支点に見える黒い箱状のもの)
に、手作業で袋詰めした原酒を積み重ねていく。
そして、支柱から突き出した天秤棒の先に1トンもの重りをつけて
テコの応用を使って3日間かけてじっくり搾るんです。
(こちらで約1トンの石)
本当に手間隙かけて造られる、不老泉。
僕のお気に入りですので、是非皆さんも
試してみてください。
2007年5月29日(火)