書
今日は、
とあるお客様からのお問い合わせで
僕の書く字が、?流とかあるんですか?
という、
とんでもなく買かぶっていただいたメールに
お答えした内容を記事にしてみようと思います。
僕の書く文字のルーツを赤裸々に告白しております。
(大袈裟やねん・・・俺)
僕はもともと、とんでもなく字が汚い奴でした・・
・。
うちは商売がら、
熨斗をお書きすることが多くございます。
以前から熨斗は親父が書いておりました。
親父の字も特徴のある字でしたが、読みにくい・・
・
とクレームをいただいたりしておりました。
親父がいない時は母が書いておりました。
母の字は綺麗な楷書なんですが、
あまり書きたがらないのです。
で、親父が8年前に他界して、
お袋も用事で居ない・・・
そんな時に限って大事なお客様からの進物のご注文が・・。
熨斗どうすんねん・・・俺が書くしかないか・・・
・。
ということになって、
汚い字の俺はそれでも一生懸命書いたんです。
出来上がりは、やっぱりイマイチ・・・。
でも、
これ以上はどうしようもないのでそのままお得意先に
お持ちしたんです。
そしたら、そのお得意先のご主人・・・
”なんじゃこの熨斗は!
こんな恥ずかしいモン持っていけるかー!
誰じゃ、こんな汚い字で書いたやつは?!”
と
ものすごい剣幕で怒られたんです。
一生懸命書いたのに・・・・・。
哀しいやら、悔しいやら・・・
で、
その日から俺はコピー用紙の裏やら広告の裏やら
とにかく書けるところに片っ端から字を書いて練習しました。
それを一年近く続けていたんですが、
どんな字を書いていたかと言うと
お酒のラベルをお手本に書いていたんです。
だから、
あんなヘンテコな字になっちゃったんですが・・・。
おかげさまで、
こんな字でも気に入ってくださる殊勝なお方が
看板書いてください、とか名刺の字を・・とか、
表札の字を
とかいう方までいらっしゃって、
ほんとどう転ぶかわからんもんやなーと・・・。
2007年4月27日(金)