昨日はいろいろ飛び回って面白かった。
まず朝には伏見の酒蔵へ。
おなじみ”西山”のお酒の出来具合を見に
”招徳”さんへ・・・・。
この時期蔵人は一番忙しいので、一般の方は
もちろん蔵には入れないことが多いのですが
ありがたいことに、歓迎していただけました。
でも、皆さんさすがにぴりぴりして近寄りがたい雰囲気。
一生懸命・・ほんと一生懸命櫂を振るうのは
招徳の若手女性杜氏”大塚真帆”ちゃん。
ほんと、若くて可愛らしい女の子・・。
でも、ほんと鋭い嗅覚を持ってるんです。
最近の招徳のラベルのデザインも可愛くて評判なんだけど
こちらのデザインもこなすんですよ。
(まじでラベル見て可愛いー、と買って行かれるお客様も多いんです)
こちら”五百万石”というお米の麹でございます。
手にとって口に含むと、ほんのり甘い。
こりゃいい酒になりそうです。
でも、農家の西山君曰く
”今年の米つくりは非常に心配だ・・・”と。
異常な暖冬だからです。
ん?冬には米つくりしないから暖かろうが寒かろうが関係ないやんけ・・
と思うでしょうが、そこはこだわりの農家。
暖冬で雪が全然降らないんです。
そうすると、土地の保水量が少なくなって米つくりの時にまで
影響するのだそうです。
それに、これは余談ですが地元の農家のなかには
”不作とか凶作とか言っとる場合じゃねぇ・・・こんだけ暖かいのは
なにかの予兆や・・・きっと大地震がくる・・”と言ってる農家もいるみたいで・・・
でも、そういう自然の変化に敏感なのも農家ならではなんでしょうね。
僕達の及ばない感覚をお持ちのようです。
美しく並べられた”斗瓶”です。
18L入りのガラス瓶。
これにいれて熟成される大吟醸は最高級なんですよ。
小さな瓶では熟成が遅い。
かといってタンクで熟成させると温度調整が難しいのと
空気に触れる面積が大きいので劣化する。
なのでこの斗瓶熟成が最適なんですよ。
このあと、出来たての”西山”の原酒を試飲。
うん、納得の出来栄えです。
そのあたりのコメントは入荷してからね。
さて、これから大阪に飛んでシャンパンの試飲会。
ゴージャスな仕事でございます。
その模様はまた明日・・・・。