昨日は、出石の蕎麦のお話でしたが
今日もその続き・・・・・。
ちょっと驚きのエピソードもあるのだ!!!!!!
さてさて、昼間にヒドイ蕎麦を食ってしまって
テンション下がり気味の水族館詣でになってしまいましたが
(その様子はまた明日ね!)
帰りには絶対旨い蕎麦食おうと心に誓っておりました。
で、水族館詣でも終了し蛍の光に追いやられるように
マリンワールドを後にして(何時間おんねん・・・)
夕暮れの中、出石に向かいます。
予想通りほとんどの店がすでに閉店・・・。
むむぅ、ほんま観光客目当てやなー。
と、一軒の蕎麦やの看板がほのかな光を放っているではないか!!
小さな小さなエントランス・・・。
でも、似つかわしくないデカイ奴人形が・・・・。
ま、とにかく入ってみようと暖簾をくぐりました。
ほう・・・中はすごく洒落ております。
無垢の木材のテーブル。
塗り壁。
旧家の梁をそのまま残した内装。
軽くながれるジャズ。
ううん?ちょっと蕎麦のイメージではないけど・・・(そこがいいんですけどね)
厨房からご主人が出てきます。
”うちは蕎麦の専門店で蕎麦しか置いてないんですけどよろしいですか?”
なにをおっしゃいますやら・・・そういう店を探してたんですよ。
もちろんOK!OK!蕎麦食いに来たんですから!!
すると厨房から一番近い席に案内されました。
メニューを見ると、確かに蕎麦しかない。
それに関連したちょっとしたおつまみのようなメニューはありましたけど。
早速名物”皿蕎麦”を注文する。
うんうん!手打ちやから時間かかります・・・大歓迎。
しばらくすると、ご主人がお盆いっぱいの皿蕎麦を持ってきてくれました。
これやん!コレコレ!この蕎麦の色やんか!
早速、ツユも薬味もつけずそのまま一本ツルツルっと頂く。
これやん!コレコレ!このコシやんか!
で、3本ほど取って薬味を入れないツユにそっと浸してズルッと吸い込む!
これやん!コレコレ!このまろやかなダシの味わい・・!
その後、当然のように追加の皿蕎麦を何回も注文しました!
ほんと何皿でも食えそう!
で、手の空いたご主人と話し込んでしまいました。
そうそう、その店のお名前は”沢庵”たくあんさんと言います。
うちのHPのトップページにリンクを貼っておきましたので
沢庵さんのHPもご覧になってください。
さてさて、長くなっちゃいますがここからが面白い話。
その前に、本日Lマガジンから発売の”西の旅”という雑誌の話を
しなければなりません。
この雑誌の特集で”京都の若旦那、小京都に行く”という
企画で、僕を取り上げてくださったんですけど・・・・
昨日、その雑誌が送られてきて目を通していてびっくり!!!!
小京都ということで(全国に小京都って50箇所あるんですよ)出石が
取り上げられてたんですが、なんと!!数ある蕎麦屋でただ一軒紹介されてたのが
その”沢庵”さんだったんです。
思わず電話を握り締め、沢庵さんに電話してしまいました・・・。
”昨日お邪魔した京都の藤井といいますが・・・”
”あぁ、どうも昨日はありがとうございました”
”ご主人、明日発売の西の旅という雑誌に出てましたよね”
”え、確かに載せて頂きましたけど、なんで明日発売の雑誌をご存知なんですか?”
”ご主人、その雑誌の50ページを見てください。僕も取材をうけてるんですよ”
”あーー、本当だ!!これは凄い偶然ですねー”
”僕も鳥肌がたったくらいなんです。ほんと驚きです”
・・・というような会話で盛り上がり・・。
ほんと、百軒以上あるだろう蕎麦屋さんのなかでその店に偶然入って、
でご主人といろいろ話して仲良くなって、それで帰ってきて同じ雑誌に
出ていたなんて、コレはまさしく縁です。
そんなわけで、うちのトップページリンクと相成ったわけです。
ほんと長いブログになっちゃったけどこの物語の感動というか鳥肌感を伝えるには
まだ足りないくらい・・・。
最後に、なんで厨房に一番近い席に通されたか?!
お客さんが旨そうに蕎麦をすする音を聞きたいんですって!
美味しそうに食ってくれることが最大の楽しみなんだと・・・。
まだまだ若い店らしいけど、出石蕎麦は暫く大丈夫そうですね。
こんな素晴らしい店があるんですもの。