京都にも昭和の匂いが・・・

昨日、なんだか急に新京極の大衆食堂” スタンド”

無性に行きたくなって、夕方行ってきました。

(リンクは公式ページがないのでYahooの検索ページに

  貼りました)

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ご存知の方も多いかもしれませんが、スタンドは

昭和文化を色濃く残す、居心地のいい食堂・・・

と、ここまで書いてなぜ今日スタンドなのか?と気付きました。

先日行った九州の昭和の町の印象が深層心理に残っていたのだ!!と・・。

そう、ここ新京極スタンドはまさに昭和・・。

レトロという言葉がすっぽり当てはまる店内。

でも、いまどきのコンセプティブな昭和的内装じゃない。

もうコテコテの昭和。

狙ってないんですもの・・・創業から変わってないだけ・・・。

はっきりいってお料理も、そんなに特筆すべきクオリティでもない。

狭い席にたいていは相席にさせられてしまう。

おっさんばっかり・・・(もちろん僕も含めて)

でも、なぜか足が向いてしまうんですよねー。

昭和2年(1927)の創業です。

当時キリンビールと月桂冠から贈られたドでかい内装看板が目を引きます。

レジも昔ながらの木製・・・・。

なによりスゴイのが伝票・・・

なんともアナログなんだけど合理的な伝票なんです。

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これ、昨日食った中華そば(ラーメンじゃないよ、中華そばね)の

伝票ですが、システムわかります?

中華そばは490円なんですが、上から400・50・40のところに

チェックが入ってるでしょ。

その合計がお会計です。

で、次に350円のものを注文したら200・150のところにチェックを入れる。

お客様はけっこう長居されるので追加注文が多いのでこんなシステムなんだろうけど

これって従業員にけっこうなスキルを求められたりするんですよねー。

暗算の不得意なヒトはちょっと辛いシステムでございます。

何回も追加があると、残ってる数字の組み合わせを探してチェックを

いれなければならないんですから・・・。

さて、ちなみに伝票のスタンドのロゴ・・・ドンタスになってますよね。

もちろん懐かしい左から読むパターンなんですが・・・

なんで昔は左から書いたかご存知ですか?

(もちろん知ってらっしゃる方が多いと思うのですが、豆知識のつもりで)

これは正確に言うと左から・・・って言うんじゃなくて

一行一文字の縦書きなんです。

欧米の横書きの文化が入ってくる前は日本は縦書きしかなかった。

で、横長の看板に文字を書くには当然一行一文字の縦書きになるってわけです。

釈迦に説法だったかな?

みなさんもお近くにおいでの際はこのタイムマシーンにお立ち寄りください。

 


2006年2月25日(土)