バック トゥ 昭和のまち

何度乗っても飛行機の離陸の時はストレスですな。

あのGがぐーっとかかる瞬間はなんともいえない快感

なんだけど、滑走路にのそのそと出て行く時や

せまいシートに押し込められたときは不快なもんです。

そんなときは綺麗なスチュワーデスさん(今はそう言わないんですよね

 キャビンアテンダント?客室乗務員?・・・)

の顔をじっと見つめて気を紛らわすのが一番!

さて、うとうとする間もなく(じっさい40分ほどですもんね・・・)大分空港に

無事着陸・・・。

どこかで落ちないかな?と思ってるんでしょうね・・。

なんだか安堵感があります。

その足で、一番の目的である” 豊後高田 昭和の町”の視察に参ります。

築50年以上の昭和の街並みが多く残る商店街を、ちょっと整備しただけで

かなり話題を集めたアイデア商店街・・・。

錦市場の青年部の視察・研修旅行にはぴったりです。

到着すると、やさしそうなオッちゃんが案内してくれます。

ボランティアガイドさんで、5名ほど常駐してらっしゃるそうです。

町の為に出きることをする。

金だけじゃない、スキルを提供する・・・素晴らしい・・・

まずは老舗の呉服屋さんを紹介いただきました。

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創業200年余りという呉服屋さん。

で、”そうですか、200年余りというと創業は天明ですね・・・”と質問。

というのも、わが津之喜酒舗も創業200年余・・天明8年の創業です。

すると、瓦屋のご主人・・・”ほう、よくお分かりですね。おっしゃるとおり

天明です。天明の8年になります・・”

”えっ、8年ですか!!うちも天明8年なんです・・・1788年!”

”ほう、そうですか・・・ここで長いこと商売してますが同じ創業の

 ご主人さんにお会いしたのは初めてです”とご主人。

”もちろん、僕も初めてです。えらい奇遇ですな”

などなど、話は盛り上がりました。

天明8年会でも作りましょうか!?なんて・・・。

そして、また町を練り歩きます。

来る前のイメージは、駄菓子やさんがあって紙芝居小屋があって・・・

そんな観光をメインとした企画商業施設と思ってたんです。

でも、違いました。

それぞれのお店が、独自の商売を大切になさっていて

代々続く家業の活性化の為にがんばってらっしゃる・・と聞き感動いたしました。

ただの、観光土産ストリートにはなんの魅力も感じません。

それに、迎えてくれるご主人達の優しそうなこと。

すごく丁寧な対応に安心感がすごくありました。

歩いているとひときわ人気だったのがやっぱり駄菓子屋さん。

若い子がいっぱいでした。

そこで、見つけてしまった・・・

ロッテ クランチチョコの宣伝・・・

なんと、あの”伊藤つかさ”ちゃんの垂れ幕じゃありませんか・・・。

中学の時は二段ベッドの上の段だった僕・・・。

天井にはしっかりとつかさちゃんのポスターが・・・。

嗚呼、懐かしすぎる・・・。

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食堂に立ち寄ります。

え、ここ営業してるの???というような

古い門構え・・・。

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ご覧のベタなPOPもCOOLですな。

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往年のシボレーの展示もありました。

もちろん現役で、ちゃんと走るのだそうです。

すばらしい。

フロントグリルには、誇らしげにシボレーのレッドクロスのエンブレムが・・。

 そのあと、地元の商工会議所の方とのディスカッションの時間を頂きました。

お忙しいのにありがとうございました。

ホントに丁寧な対応で、感謝です。

町おこしの苦労話や、問題点の提議。

どれも的を得た端的なご説明で非常に分りやすく

こんな若い力があつまったら、こんなにオモロイ町になるんだなーと

感心いたしました。

なにより、町の方々が元気でした。

 

ありがとうございました、昭和のまち・・・

 

二日目のレポートに続く・・・・


2006年2月23日(木)