復興の証

お日様に当たるとポカポカします。

さて、強行軍で神戸ルミナリエに行ってきました。

あの忌まわしい大震災の復興の証として毎年催される”ルミナリエ”。

あの日、僕は高熱を出して家で寝ておりました。

明け方、うなされて全然眠れず苦しんでいたところにグラグラっ。

とうとう頭がおかしくなったのか?と思いました。

はっと我に返り、寒気がするのも忘れて階下の店へ・・・。

当然、何本も割れておりました。

TVをつけるとなんと横倒しになった高速道路が・・・・

これは現実なのか?

もちろん、京都の被害なんて神戸・淡路などに比べたら

たいしたこと無いのでしょうが、それでも記憶に焼きついております。

 

そんな、大震災からの復興の糧としてはじまったルミナリエですが

いままでタイミング悪く、一度も訪れたことは無かったのですが・・・。

ふと思い立って、高速に飛び乗りました。

スムーズに三宮までたどりつき、これまたすぐに最寄の駐車場に停めて

順路にしたがって歩きます。

経験も豊富なのでしょう、手馴れた誘導です。

大きな道路を遮断して、専用の順路をつくってあり、横から抜かして入れないように

かなり頑丈なバリケードが作ってあります。

ガードマンもかなりたくさん動員されてますが、皆愛想がよく好印象です。

 

で、順路をくるくると小一時間・・・・。

角をまがると・・・いきなりドドーンとでましたルミナリエー!!

すごい・・・。

美しい・・・・。

群青色の夜空と、シルバーに輝く満月と、七色に輝くルミナリエ・・・。

人だかりは見ないようにすれば、すごく幻想的で美しいです。

 

順路ではバリケードのおかげで、周りに店は逆にガラガラ・・・。

でも、入り口からは商魂逞しい店々が飲み物や、お土産を販売合戦・・・。

終点の公園には屋台が立ち並んで、まぁ賑やかなこと・・・。

ただ、規制はきっちりと守られていたようで、屋台のライトが邪魔をするような

ことはありませんでした・・・。

 

もはや、大震災のことは過去のことと思ってらっしゃる人も多いと思います。

実際、僕もルミナリエを見ている最中は震災の事を、思い出すことはありませんでした。

しかしながら、こういうことを続けていく力。

それを集結させるシステム。

これが、まちの活力なんだなと感じました。

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2005年12月16日(金)