狂言と懐石料理
今日は、面白いお仕事ができました。
東本願寺別邸の渉成園で、有名な庭園を眺めながら
懐石料理を食べて、そして狂言を楽しむという会の
お酒をプロデュースさせていただきました。
お料理は、”たん熊”北店の懐石料理・・・。
(ま、僕はご奉仕なので食べられないんだけどね・・・)
庭のモミジも美しく化粧をしております。
プロローグで、宮川町の舞妓・芸子による踊り。
祇園小唄って、ほんとこういう場所に似合います。
芸子は、偶然にも先日レポートした記念式典にきていた芸子のふく彩ちゃん。
”おひさしぶりどす、おにいはん・・・”と声をかけてもらって上機嫌の僕・・。
さあ、いよいよ狂言の舞台の始まりです。
有名な茂山正邦・童司・逸平の三氏による”蝸牛”かたつむり・・という演目。
歌舞伎の中では、お笑い芸人ですよ!と自らを紹介する逸平くん。
無知な若者を、迫真の演技で演じきります。
舞台後のトークでは、役柄になり切るのですか?の質問に
”ほんとうになりきらないと、あんなアホなこと出来ませんよー”とコミカルに
受け答え・・・会場の大爆笑を誘っておりました。
さて、落ち着いたところでいよいよお食事です。
お酒は主催者のお友達でもある月の桂の増田さんのお酒。
舞妓さん・芸子さんもお手伝いです。
お客様も、みんな着飾ってそれは華やかな雰囲気です。
お客様のなかには、顔見知りもちらほらと・・・。
お一人お一人に挨拶をして、またいろいろご紹介いただいたりして
かなり充実した時間を過ごさせていただきました。
こんな仕事が増えてくるといいのにな。
画像は、裏で着替え中の茂山逸平くん。
”完成してから撮ってくださいよー”とすごくフレンドリーな方でした。
急いで出番の準備。
きらりと真剣なまなざしが覘きます。
2005年12月 4日(日)