もう、一昨日のことになります。
錦市場に、救急隊がやってきました。
もちろん、事件ではなく人命救急訓練のためです。
錦の役員として参加してきました。
正式には”普通救命講習”といいます。
これは、意識不明の人に遭遇した時の処置の
仕方を学ぶ講習なんですが、TVではたまに見かける風景ですよね。
実際、体験してみるともう大変・・・。
汗がにじむくらいでした。
お話によると、119番通報から救急車が到着するまで
全国平均で6分。
京都の平均は少し早くて5分・・・。
先日、腎臓結石で救急車で運ばれた時も多分5分くらいだったと
思うのですが、長ーーく感じましたけどね。
ただ、人間って脆いもの・・・。
心臓停止から3分で死亡率はほぼ100%・・・・。
そうなんです、救急車が来た時点では、もう助からないことが多いんです。
(もちろん、心臓停止の場合です)
その場に居合わせた人の適切な応急処置さえあれば、救える命の
なんと多いことか・・・。
今は、AEDといって電気ショックを与えて心臓をよみがえらす機械の
一般の人の使用が認められているそうです。
(あの、ドラマなんかでみる胸に電極をあててボーンとやる、あれです)
そのAEDは徐々に社会に進出し始めているそうで、公共機関や
駅、都市銀行など不特定多数の人が集まるところに設置が始まっているそうです。
それを使えるように指導するのが今回の講習の目的。
錦市場にも、毎日多くの人がやってきます。
若年層よりも、若干高齢層の比率が高いのも事実。
商店主の責任として、AEDの設置や、応急処置の知識は当然だと思いました。
うちのお袋も、高血圧です。
(僕もそうなんですが・・・・)
他人事とは思えません。
訓練の成果を試す機会がなければそれに越したことはありませんが
そうなった時に、ちゃんとできるかまだ不安ですが
知ってるのと、全く知らないのとは雲泥の差。
皆さんも、こういう機会があればお時間の許す限りご参加なさっては如何でしょうか?
実際にその場に居合わせなくても、命の尊さを少しは理解できるかもしれません。
ダミー人形。
心臓マッサージ。力を込めて15回。