月曜日に東京からシェフがやってきました。
青山でシェピエールというお店をやられてました、本間寛氏です
(そのお店は退店されて、来年レストランをグランドオープンされます
ご期待ください。またインフォメーションさせていただきます)。
一度寄せていただきましたが、すばらしい理論と腕で大変な人気でした。
来年早々のオープンに向けて、なぜわざわざ京都までいらしたか・・・
お使いになるソースの材料に、うちの大吟醸の酒粕をお使いになるのです。
ほのかな甘みと、上品な糀の香りをたいそう気に入っていただきました。
表に出すぎては×。
お肉などの糀風味を造るのではなく、あくまでフレンチのソースとしてのマテリアルに
非常に面白い素材であると。
一時間ほど、いろいろなお料理についてのディスカッションをしました。
もちろん京料理についても、お酒についても。
ひとつひとつを掘り下げていくと、それだけでシリーズが出来るほど奥深いお話でした。
今まで、究極までそぎ落とす文化が和食文化で、いろいろプラスしていくのがフレンチだと
思っておりました。(フレンチはこてこてとソースをかけて素材の良さを隠しちゃってる
んじゃないか?と言う偏見があったようです)
お話を聞いてると、フレンチも素材の味を十分引き出す工夫をいろいろとしているんですね。
また、悪いところを隠し、いいところを持ち上げるという工夫も見られます。
素材を生かすという意味では、和食とフレンチ・・・アプローチは違っても
美味しく食べてもらいたい!というゴールは同じようです。
先日TVで、真実の料理人という番組をやっておりました。
京料理の職人が挙ってフランスに行って、意見交換をするというレポート。
京料理は、ひらめを昆布〆にして臭みを消すのに対してフレンチでは
魚の臭みこそが旨みなんだという考えがあるようです。
また、そのTVでは料理人がプロデュースする日本酒の話にも触れておりました。
その辺の話をすると、際限なく長くなっちゃいそうですので今日はこの辺で・・・。
その日本酒の話は、明日にでもゆっくりと・・・・
予告:農家が考える酒・蔵元が考える酒・酒屋が考える酒・消費者が考える酒
さて、どんな酒だと考えられますか?
皆様の意見などお聞かせいただけたら嬉しいです。
ということで、本日の画像は
ソースの時間軸における熟成とその方法について討論中!!
恵美さん!
お顔は洋風で美しいのですが、和食が好みの大和撫子です。